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2008年5月 4日 (日)

高見峠・和歌山街道を走る(1)

 奈良県東吉野村杉谷。和歌山街道の最大の難所、高見峠の奈良県側の登り口。今日のランニングのスタート地点だ。

 和歌山街道は松阪と和歌山を、ほぼ直線に結ぶ紀州藩の藩道。参勤交代、伊勢参宮、熊野詣、交易など紀州藩にとってはとても重要な道だった。

 杉谷までは近鉄榛原駅からバスで1時間。8時に杉谷(標高460m)をスタート、30分と少しで標高900mの高見峠に着いた。

 高見峠のピークに大きな石碑が。本居宣長の歌 「 白雲に峯はかくれてたかみ山見えぬもみちの色ぞゆかしき 」 が刻まれている。宣長65歳、初めて紀州藩に召されてこの峠を越えるときの高ぶる気持ちを詠んだ歌だ。旅の目的、和歌山での御前講義は好評だったそうだ。

 峠を越えると三重県松阪市(旧飯高町)だ。最初の集落舟戸(ふなと)までは急な下り坂。舟戸に着き来た道を振り返ったら、高見山(1248m)がそびえていた。

 櫛田川に沿った道をゆっくり下る。道の両側に迫る山々の新緑が鮮やかなこと、そして蛇行して流れる櫛田川のきれいなこと、本当に素晴らしい。

 紀州藩のメインストリート和歌山街道。景色は素晴らしいが険しい道だったことだろう。 

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